推しの活躍、生きる養分ー山田涼介革命って呼んで良いですかー

こんにちは、いづこと申します。
いかがお過ごしでしょうか。

ジャニヲタ歴は15年ほど、松本潤さんと山田涼介さんのヲタクをしております。

最近の悩みは「推しが褒められている姿を喜ぶのは、ファンとして当然の姿なのか、それとも単なる自己満、自己肯定感を満たしているだけなのか」ということです。

推しの活躍がまぶし過ぎるという昨今の感情を書き留めたいと思いました。


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2021年の山田涼介さんの3大バズ

- ジャにのちゃんねるでの心優しいスター性
- APEXでの全方位完全無欠、顔面プレデターLEO様
- 映画燃えよ剣での沖田総司の生まれ変わり説


これらをツマミに、秋の夜長に酔いしれたい、という話です。

特に燃えよ剣の話なんかは他の演者さんのことや脚本・演出・美術のことも書きたいのですが、今回はあくまで「山田涼介」という切り口に限定して語りたい。

ジャにのちゃんねる

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YouTube後進国ジャニーズにおいて、YouTubeの使い方に頭打ち感がでてきたところに颯爽と現れ、新しい風を巻き起こしたジャにのチャンネル。
グループの垣根を越えたデビュー組によるYouTubeチャンネルという発想の勝利。
やったもん勝ちですよね。この先類例は出てくるかもしれないけれど二番煎じになってしまう面がある。
夢の構想を実現に至らしめた実行力・行動力も嵐・二宮和也という実績があってのものかもしれません。

ここでの山田涼介さんのポジションはというと、、「スター枠」「演者」

「全方位完全無欠男」「自発光」など数々の名言がテロップに爆誕しました。ニノさんのワードセンスよ。

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登場前から持ち上げられて、堂々スターの登場をかました後は、”社交的ではない”、”気遣い屋さん”、”イイ奴”な一面を視聴者様にお届けする。

Hey! Say! JUMPのやり口ですね。
グループの窓口としての山田涼介さん、よくよく見てみると、メンバーにいじられるわ、顔芸でもギャグでもやるわ、で
”センターでエースなんだけど愛嬌たっぷり素直でまじめでイイ奴”
という、おそらく全国の山田担の言う沼った理由No.1の「顔じゃないんよ」のアレです。(伝われ)

LEOの遊び場

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APEXという多くのジャニヲタにとってはおそらく未知の世界であった場所へと見事にファンを連れて行ってくれました。
ファンは初め、山田船長率いる宇宙船に乗って旅をしているかのような感覚でしたが、徐々に得意の適応能力を活かして、APEXの世界になじんでいっているように感じます。

顔面プレデターLEO様として名を馳せ、面白くて心優しいお仲間の配信者さんのおかげ様で山田さんの夢が叶えられていっている姿を拝見できるのが本当に楽しい。
入念なる下準備があっこそのLEOの遊び場開設に至ったんだと思われますが、無料優良コンテンツ過ぎる。
推しの長時間生配信、わちゃわちゃ楽しくゲームしている素に近い姿を見られるという超特典付き。

ひとたび料理を披露すれば「料理は顔に似るんか」「異世界転生ーある日目覚めたら山田涼介だったー」と言われ、
CR Cup後のMステで「LEO様が本業してる」と話題になっていたのも、そこまでワンパケって感じがして面白かったです。
視聴者と一体になって盛り上がるの、最高に良い。
顔が良すぎて一周まわって何やっても面白くなってしまうという、
エンターテインメントの新ジャンル「山田涼介」

話題を創出し、界隈間の交流を生み、お茶の間へのHey! Say! JUMPの認知度・好感度向上をも促す、宇宙計画のような夢あるプロジェクト。
結成15年目のHey! Say! JUMPがバズを生み出し末永く愛されるには、既存ファン以外への裾野を広げ続けることが重要。
こうして今日もグループの窓口になっている山田涼介さんシンプルすごい。

燃えよ剣

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満を持して公開された燃えよ剣
公開が二度も延期になり、他の演者様ならびにファンの皆様にとってはただただ公開を待ち焦がれたという2年間だったかもしれませんが、山田涼介さんにとっては「2021年秋」の公開はめちゃくちゃ美味しかったのかもしれない。前述したYouTubeや近年のHey! Say! JUMPの露出によって気にとめていてくださった方々にとってギャップで刺さるものがあったと思うから。

そしてそんな有象無象の事情も吹き飛ばすほど、何より大当たりのハマり役でした。
キャスティング段階でこれはキタかもと思っていたのですが、予想を遙か上回るハマりっぷり。ハマるどころの話ではなく沖田総司の生まれ変わりでした。(異世界転生説「現代にタイムリープした沖田総司」。。。??)


特に司馬遼太郎先生の描く沖田総司は、
「快活で、素直で、賢く、美しく、儚く、運命の女神に愛されなかった沖田総司
という現代の沖田総司ファンのイメージの礎を築いた、いわばキングオブ沖田総司
ガチ恋ヲタクを量産するその完璧過ぎるイメージが三次元で蘇るのかが焦点になります。


まずはお顔。

ちょっと色小姓にしたいほどの美貌
司馬遼太郎燃えよ剣

まさにこれ。上品で都会風、色白で自発光していて。美少年が美青年になる進化過程のようなあどけなさを残し。
麗しい瞳には水を湛え、眉尻が下がっていてどこか儚い、浮世を憂えた表情。居住まいまで美しい。
現代のヲタク用語では空気が美味しい、とでも言うのでしょうか。
天の使いと書いて天使さまと読みますがその類いです。もしくは神の子。
ひとたび剣を握れば無邪気な表情はたちまち消え、残虐な仕事人の顔になり、鬼の子とも称される殺陣を披露する。


この表情全て、アイドル山田涼介さんの持ち込みだったのでは。
10代の頃から「儚くてどこか消えてしまいそう」という妖美な雰囲気をもって、「アジアの夜」や「愛のかたまり」を披露しては数々のジャニヲタを夢の通い路に惑わせる。
バラエティーHey! Say! JUMPの楽屋で無邪気な笑いを見せれば、ステージに立つと泣く子も黙る完璧アイドル。
その裏では誰にも見せずに鬼の努力をするところまで沖田総司かもしれません。


近藤勇の結婚の儀式で、部屋の隅でもぐもぐと箸を動かす沖田総司に、「楽屋弁当を2つも食べる山田涼介」を見出しました。(山田さんが弁当2つ食べるのは事実。)
芹沢鴨の寵愛を受け、肩を抱かれては土方さんに視線を送る沖田総司には、スケジュールに追われ、私感情に悩まされるいつの日かの山田くんが思い出され、心締め付けられ。
体育会の部活のように境内で稽古指導をする沖田総司にはHey! Say! JUMPの激しいダンスリハの情景を見出し。
子供と遊ぶ沖田総司にはいただきハイジャンプのこども企画を思い出し。
土方歳三とのじゃれ合い(あれはもはやイチャイチャでは?)はHey! Say! 箱庭 JUMP幼稚園年長クラスの楽屋風景を、、、

私は映画のなかで沖田総司氏と山田涼介氏をどこか重ねて観てしまっていたのかもしれない。
こういうある意味で邪道な鑑賞の仕方は、山田涼介さんのファンの特権なのかも知れませんが、2回目の燃えよ剣鑑賞時には、できるものなら、山田涼介さんの記憶を消して観たいです。
いや1回目もまじめには鑑賞したはずなんだけどな。


二つ目に、声。

原作を読んだとき、自分の頭のなかで喋っていた沖田総司の声やトーンは紛れもなくコレでした。
序盤の「嫌ですよ~、私は。」も、土方さんの俳句を詠んでからかうあのシーンの声も、殺し屋本領発揮の「私が一番で参ります。」も、病床での「刀はどんなおなごより美しい。」も。
原作になかった台詞も多いですが、もうとにかく自分の心のなかに大切にしまっていた沖田総司が目の前のスクリーンに生きていることに戸惑いが隠せないほどでした。


そして最期。

死にゆく者としての美学。
政治的思想もなくただただ上司への忠義として人斬りをしていた沖田総司が、剣に生きた沖田総司が、剣に死ぬことができなかった。
新撰組1番隊隊長が黒猫1匹殺せず、誰もいない蔵でひっそりと若すぎる死を迎える。
カットをおう毎に病的になっていく表情、役作りの断食もあって本当に虚ろになっている目。

ただ、最期まで本当に美しい姿でした。
あの最期の1カット、サクッと暗転して場面転換してしまったけれど、いつまでも残像が残ります。
あの画を大きく引き延ばして額に入れて飾りたいくらい美しかった。


まさに沖田総司を生きた山田涼介」だったし、私が好きだったジャニーズは沖田総司の生まれ変わりなのか?という疑念が浮かびました。



そして岡田准一先輩との共演も特筆すべきトピックです。

岡田先輩との取材、先輩のラジオでの対談など染みいるものがございました。

もっと我儘になってほしい
J-wave GROWING 10月17日

ジャニーズは山田くんを大事にしたほうがいい(笑)
ORICON NEWS

mainichi.jp

岡田先輩からは以前「これからのHey! Say! JUMPが楽しみ」という言葉も頂戴しています。
岡田先輩、ご自身が芝居の世界で第一線で戦ってこられた経験をもとに、数々の有難い御言葉をありがとうございます。

V6兄さんの解散まであと1ヶ月を切っているこの状況ですぐ近くで岡田パイセンの背中を見ている山田さんが何を思っているのか。
自分達も15年という節目を迎えるにあたってどんな影響を受けるのか。
すぐには語られないだろうけど、いつかそんなお話も伺えたら嬉しいな。

岡田先輩とのラジオで「演技をしている時間が一番好き。生きている時間のなかで。」と言い切った山田さん、燃えよ剣は転機となる作品だったのかもしれない。
山田さんの演技、ファンとして好きなんですが、コレを活かせるもっと良いハマり役があると思うんだよなあ、、と常々思っていたのですが、それがまさか沖田総司だとは。
山田さんご自身の生き方と沖田総司の生き方にどれくらい重なっているものがあるか分からないけれど、何か感じるものがあったはず。



余談ですが。
この3つの話について。
燃えよ剣主演は岡田准一師範、ジャにのチャンネルの発案者兼実質リーダーは二宮和也先輩、ジャニーズ×ゲームの世界の開拓者山田涼介さん
、、、、、ジャニーズ日アカ受賞者たちじゃないか。

第38回日本アカデミー賞主演男優賞岡田准一
第39回日本アカデミー賞主演男優賞二宮和也
第39回日本アカデミー賞新人俳優賞山田涼介氏

www.japan-academy-prize.jp

映画の世界で道を切り拓いてゆく者たち。
あのとき受賞会見で二宮さんも山田さんも「ジャニーズの先輩」の話をされていました。

これからも先輩方の大きな背中を追い掛けながら、これから出る映画に少しでも華を添えられるような役者になれるよう、日々精進して頑張っていきたいと思います。
2016年3月4日 山田涼介さん


当時は、後に岡田先輩とのこんな素晴らしい映画作品で山田さんがハマり役を得てしまうなんて及びもつかなかったです。
ニノさんとYouTubeやるとも思わなかったし。

2021年に岡田先輩ともニノさんともご一緒できたこと、何かのご縁ですかね。



ついでに2021年のトピックとしてHey! Say! JUMPの素晴らしいシングルプロモーション(群青ランナウェイ)についても語りたいですがそれはまた別の機会。
山田涼介さんにとっての原点であり全てでもあるHey! Say! JUMPでの活躍もまた、喜ばしい話のネタです。

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最後に宣伝というか、、、?
お世話になった岡田准一さん、24時間テレビでかわいがっていただいたV6兄さんの最後のステージが11/1の18:00~に行われます。
配信チケット買って勇姿を見届けませんか。。。?
online.johnnys-net.jp
V6兄さんのライブ、パフォーマンスが素晴らしいのは勿論、MCのほっこり感がとても良いと思います。
自軍にはV6兄さんみたいに「男子校のノリの延長戦!!!」「あったかくてなんかイイ世界!!!」みたいな愛あるグループになって欲しいと願うばかりです。

見逃し配信はなさそう(?)なのでご注意を!